2011年2月26日土曜日

Workshop memo Handmade Card case/Leather Drawing

名刺入れを持つ事は、社会人の特権です!? 若かりし頃は、名刺を持つ事に憧れたものです・・・。
様々なデザインのモノが販売されておりますが”チャチで どれも似た感じ”がしませんか?
そうそう買い換える様なアイテムでも無いですし、私は大人のための拘ったモノを提案したいと思います。
木型を使った、革絞り(立体成型)名刺入れの製作です。
 (革絞り技法:植物タンニン鞣し革の可塑性を利用して成型する技法)
私は、もともと木工家具の職人でしたので、木型も当然手製です。
型は、取り合えず簡易的な手法で作りますが、内部は革に傷が付かない様に丁重に仕上げておきます。
※この手の実用道具は、絶対微調整が必要に成るので素材や細かい設計は、実施しながら煮詰めて行き納得出来てから本格的なモノを再度製作します。
雄型と雌型の間に湿らせたヌメ革を挟み入れ、クランプにて加圧(プレス)します。

絞る深さが有る場合は、何度かに別けて 少しづつ行います。


革が完全に乾き、型から外した状態です。 
角部分もキッチリと成形出来ており”まずまず”の仕上がりです。
利用する革の部位によって”形が戻ってしまったり、裏面に貼り合わせる革の位置出しや裁断方法等、
もう少し効率良く出来る様に検討が必要ですね・・・手間と時間が掛かり過ぎです。
菱目打で穴を空けてロー引き糸を使い手縫い、最後にコバ面を仕上げで完成です。
名刺は30枚強収納できます。
ちなみに革が縞模様になっているモノは、革の断面ダケでできています。良い雰囲気でしょ!

metalcraft (メタルクラフト) Tsuji Ikko (辻 一功)

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