2011年8月12日金曜日

BICYCLE HEAD BADGE 自転車ヘッドバッチ

自転車工房エコー様の御依頼で、ヘッドバッチを製作いたしました。
こちらは、ナカガワサイクルワークスにて修行された唯様が、手作りで自転車のフレームを製作されている工房です。
場所は”吹田市の五月が丘”と私が以前に住んでいた場所「私は上品な北摂人です(笑)」の近くで、私が若い頃に御世話に成った恩師のお店の近所でも有ります。

本来でしたら、真鍮板をエッチングしで製作するのですが”コスト的に少量ですと割高”に成ってしまいます。
当方は手作りなので、1個からヘッドバッチを作れるのですがコストとの兼ね合いも有ります、色々な手法を検討し”革製のヘッドバッチ”を提案させて頂きました。コストパフォーマンスも良く、”誰もやっていない手法”です!


まずは、ヘッドバッチのデザインを検討します。
御要望は”店名と製作者名を日本語を入れる事”と製作者の”唯の漢字をマーク化して使う事”でした。
はっきり申しまして、私はデザインが苦手です・・・。
一応専門学校ではグラフィックデザインを勉強しておりましたが、もう十数年デザインらしいデザインはしておりません。
全く何も無い状態から、何かを生み出すのは本当に大変です!
ましてやヘッドバッチ・エンブレムは”そのモノを象徴する顔”ですので責任重大です。
叩き台ににするデザインが完成。

紋章を参考に”永年使っても飽きない事・品格が有る事・みすぼらしく無い事”を念頭に考えました。
大きさは50mmx35mmです。

そのデザインは革へ押し当て最終的に凸凹で表現されるので複雑過ぎてもダメです。
この辺の匙加減は、実際に自分で作業していないと分からない事なので伝えにくいのですが。
※第一案は、切り抜きにくい形状なのと、何か足らない感じがしたので手直し”デザインが決定”、

金属で印を作り熱し、革に押し付けスタンプしてゆき、楕円に切り抜けば完成です。

ヌメ革へは熱を上げ若干焦げ目を付け、濃淡を出しました。
ネイビー・レッド・ライトブラウン・ダークブラウン・ブラックはオイルレザーを使いました。
裏面には両面テープを付けて有るので、簡単にフレームに貼れます。
革製ですので経年変化も楽しめますし、ヌメ革なら着色も可能、貼り替えも簡単です。
ついでにキーボルダーも作りプレゼントしました。
真鍮製のモノには高級感では劣りますが、色々と転用できる事は革で作る強みです。


御予算や数量により様々な手法を御提案をさせて頂きます、1枚から御作りできますので何なりと御問い合わせください。
ちなみに、ALEXANDER LEE CHANG様のヘッドバッチ(head badge mesh cap等)は当方にて製作させて頂きました。

metalcraft メタルクラフト Tsuji Ikko 辻 一功 (ツジ イッコウ)

2011年8月1日月曜日

PINK SILVER

プラチナ900/ピンクシルバー/カッパーを使った3連のエンゲージリングです。

当方で使っておりますピンクシルバー(PINK SILVER)は、独自に調合し作った素材(基本的には銀に銅を混ぜ合わせております)で、色味を比較的落ち着かせて有りますので男女問わず御使い頂けます。
独特な発色が美しい素材なのですが、大変硬く脆い性質が有りますので加工性が悪く扱いが難しい事が難点です。

 2mm幅のリング
3mm幅のブレスレット
※変色し場合は、銀製品と同様の手法で磨いてください、簡単に本来の発色に戻せます。

加工中に破損したピンクシルバー製の指輪とブレスレット、慎重に作業を進めていたのですが・・・悔しいです!

metalcraft メタルクラフト Tsuji Ikko 辻 一功 (ツジ イッコウ)